明るく広々と生まれ変わった60帖のLDK。梁を見せた天井が開放感を演出し、飾り柱や薪ストーブ、掘り炬燵がコテージを思わせます。
工場と事務所がある建物の2階にお住まいだったK様。車椅子を利用される娘さんの移動が不便だったため、1階の工場部分をリフォームして住居にすることにしました。広さはたっぷり60帖。ゆとりの面積を活かして、床はバリアフリーのフローリング、壁は木の味わいが感じられる板貼り、天井は漆黒の梁をダイナミックに組んだ梁を見せた天井に仕上げています。「以前はキッチンが1階、ダイニングが2階にあって、食事のたびに料理や食器を運ぶのが大変でした。生活空間を1階に集約し、家族が安心してくつろげる空間にしたいと思っていました」とK様は振り返ります。
高窓から注ぐ自然光とダウンライトに照らされたLDKはまさにリゾートの雰囲気。天然石を敷いた床に薪ストーブを設置するとともに、自然の曲線を持つ樫の木を補強柱に使ったり、お子様が使っていたベッドを再利用した掘り炬燵をしつらえたりして、ロッジ風にコーディネートしています。ハワイが大好きなご主人のイメージは、のびのびとくつろげる楽園。ハワイで購入したお気に入りのモノを飾る棚も造り付けました。また、キッチンには「berry」を採用。木の空間に人造大理石のナチュラルなデザインが調和し、シンクのイエローがアクセントに。リビングが見渡せる位置にレイアウトし、車椅子での利用も考えてシンク下をフリースペースとしています。
ナチュラルな木の空間に調和する「berry」。
入浴のたびにお湯を入れ替えていたお風呂も懸案でした。新和風建築サワでは、「お風呂が大好きな娘と入院中の母のために、楽園のバスルームをプレゼントしたい」と願うK様をヤマハリビングショールームへご案内。広々とした1.25坪の「Beaut PREMIO」にアクアマッサージを付けてご提案しました。「浴槽と洗い場の広さ、アクアマッサージの機能性を自分の目で確認し、これならと納得して選ぶことができました」とK様。浴槽の中でもシャワーを使えるようにシャワーフックを洗い場と浴槽側の両方に取り付けたり、思い立った時、いつでもすぐに入浴できるよう24時間風呂を導入したりして、バスルームの環境が一変。また、トイレと洗面室を一体空間とすることで使い勝手が大幅に向上しました。「まるみを帯びた洗面ボウルの形状がお気に入り。また、フラットな床や握りやすい手すりなどで安心して生活できるそうです。
LDKとバスルームを階下に持ってきたことで格段に暮らしやすくなったK様邸。洗濯物を干す以外はすべて1階で生活でき、日々の負担が軽減されたそうです。以前とは見違えるほど明るくなった空間はご家族の心をワクワクと弾ませ、娘さんは大好きなお風呂を思う存分満喫され、K様はリビングのハンモックでゆらゆら。「まだまだ追加工事をしたい。イメージは尽きません」とK様は目を輝かせて語ってくれました。
1.25坪のバスルームは浴槽、洗い場ともに広々。のんびりと入浴でき、アクアマッサージに心と身体がリラックスします。
洗面化粧台は曲線のデザインが気に入って「AFFETTO・C」を採用。トイレ、洗面室を一体空間とし、使い勝手が向上。
ハンモックが優雅に揺れるリビング。奥のコーナーにはK様がハワイで買い集めた品々を飾る棚を造り付けました。
![]() |
介護が必要な娘との2人暮らし。ワンフロアの広々とした生活空間が欲しくてリフォームを計画しました。一番こだわったのは、娘が大好きなお風呂です。ヤマハリビングショールームで実物を確認し、バス、洗面化粧台、キッチンの3点そろえてヤマハ製品に決めました。“お風呂は娘のために、リビングは自分のために”ということで、LDKは薪ストーブを置いたり、ハンモックを吊るしたりしてコテージ風に仕上げています。リフォームの成果は娘の喜ぶ顔に表れ、外泊許可が出た母にも新しいお風呂を楽しんでもらって親孝行ができました。そして、私はロボットに掃除をまかせて、リビングのハンモックでゆっくり昼寝。まどろみから目覚めれば、そこはなお、心落ち着くハワイアンリビングです。 | ![]() |
---|---|---|
K様と新和風建築サワの担当者 |